記帳業務の流れと分担

菊川税理士事務所 法人記帳 2026年9月

全体の流れ人が2つ、機械が1つ、最後に人

01
集める・スキャンする
顧問先から資料を受け取り、紙は事務所のスキャナで読み取る。データで届いたものはそのまま使う。
02
決まった場所に置く
法人・期・書類の種類・口座やカードごとに分けて格納する。置き場所が費目の判断材料になるため、ここが最も重要。
03
機械
仕訳の形にする
読み取って仕訳にする。過去の仕訳とルールを参照し、決められないものは推測せず仮払金で残す
04
確認して取り込む
根拠の種類ごとに確認する。問題なければ会計ソフト用のデータを出力して取り込む。

03 で人が判断を代行することはしない。決められないものは決めずに残し、04 で人が見る。推測で埋めた仕訳は、後から誤りを見つけられないため。

担当の分け方当面の範囲

工程記帳担当確認担当補足
資料を受け取る・不足を確認する明細が1か月分抜けている等はここで気づきたい
スキャンする事務所のスキャナ
フォルダへ格納する下記の構成に従う
読み取り・仕訳化機械機械自動
仕訳の確認当面は確認担当が行う
仮払金・要確認の判断顧問先への質問もここ
会計ソフトへの取り込み

資料の置き方この形に揃える

法人名令和8年7月期00_未処理    スキャンした直後。まだデータにしていない ├ 01_口座 │ ├ 会社口座(普通預金) │ └ 個人口座 ├ 02_クレジットカード │ ├ 三井住友カード │ │ └ 領収書    そのカードで払った分の領収書 │ └ 三菱UFJカード ├ 03_経費資料 │ ├ 交際費 │ ├ 会議費 │ └ 消耗品費 └ 04_その他      納付書・通知・手書きメモ

読み取りが済んだファイルは 00_未処理 から該当のフォルダへ移す。未処理フォルダに残っているものが、まだ手をつけていない資料。処理済みかどうかを別途記録する必要はない。
口座とカードは必ず1つずつ分ける。まとめると入力漏れと二重計上を見つけられなくなる。

確認の濃さすべて見るが、同じ手間はかけない

仕訳につく根拠確認理由
資料に印字ありまとめて読み取り結果が資料と合っているかだけ
過去の仕訳と一致まとめて前期と同じ処理。同じ支払先はまとめて1回
ルールに従ったまとめてルール自体が正しいかは別途見直す
過去の仕訳と違う1件ずつ方針を変えたのか、誤りかは機械には分からない
過去に例がない1件ずつ新規の取引先。最初の1回だけ判断する
決められず仮払金1件ずつ顧問先への確認が必要なものを含む

同じ支払先は1件ずつではなく、まとめて確認する。行数が増えても確認の回数は増えない。

当面の進め方

まず担ってもらう範囲

  • 資料を受け取り、不足がないか確認する
  • スキャンする
  • 上の構成でフォルダに格納する
  • 顧問先とのやりとり

慣れてから広げる範囲

  • 仕訳の確認
  • 仮払金・要確認の判断
  • 会計ソフトへの取り込み

読み取りから仕訳化までの画面は現在改修中のため、当面は確認担当が操作する。格納までの工程は画面の状態に関係なく進められる。

菊川税理士事務所 記帳業務 2026年9月8日